戦の わざはひうけし 国民を おもふこころに いでたちてきぬ
(昭和21年の御製)
昭和天皇が、悲しみ途方に暮れる国民の中に飛び込んでいかれた全国ご巡幸は、昭和21年2月19日の神奈川県下の昭和電工を振り出しに、29年の北海道ご視察まで、ご視察日数165日、全コースは3万3千キロにおよびました。昭和天皇が直接お言葉をかけられた人々は2万人にものぼると言われております。
昭和天皇をお迎えした国民のよろこびはたいへんなものでした。戦後60年、現在の日本がみごとに復興を果たした最大の原因は、国民を慰め励ましたい御心で、巡礼の行脚そのままに全国を行幸され、国民を感激させ奮い立たせたからでありました。
昭和天皇に心から感謝の気持ちを表して、4月29日の『昭和の日』実現に頑張りましょう。